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2005年9月

稲刈り その2

今日、無農薬以外の田守村の稲刈りが終わりました。
コンバインに乗って上から見て一番多いかえるがなんと
がまがえるでした。春は、シュレーゲルカエルが田植え機に
のってよく見られたのですが、何故かがまかえる?
アカカエルくらいの大きさでしたがどうみてもがまかえる。
山奥に少しだけいるイメージがありましたがあれだけ見かけると
珍しさがありませんね。
季節によってこんなに見かける生き物が違うのも面白いものです。
追伸・・・今日は、リスとのうさぎも見かけました。秋の田守村は、自然豊かです。

雁瘡を詠む…俳句

今日も1人、田んぼの真中で耳の聞こえぬ祖父に・・・を叫んでいました。
雁のつく季語その2(季語辞典より)
雁瘡・・・(がんそう)
雁の飛来する時分に発して雁が帰る頃に癒えるのでこういう
そうなのである。発疹性皮膚病の一種で大抵脚部に発生し
多くは、慢性の経過をたどり非常に痒く治癒が容易でないという
雁瘡を掻いて素読を教えけり・・・・高浜虚子
ふるさとや雁瘡の子の今もいる・・・下村隗太
雁瘡の父よ暮れゆく島村よ・・・八木林乃助
雁瘡つけおほせたる薬筆・・・浜口今夜
私も一句
冷めた茶に口寒々と遅き昼・・・・斎藤 肇・・・今朝ポットに入れた茶が稲刈りで押した昼には
                          もうさめていた。

稲刈り その1

今日、早朝、伸萠地区の稲刈りの終了したたんぼで
初雁を3羽見ました。餌をついばんでいたようです。
もうそんな季節か?と思いつつ我が家でも稲刈りが
始りました。倒れている開田から刈り始めましたが
古いコンバインは、使いはじめベルトから煙を上げ
ベルト交換からの刈り取りとなりました。
古い機械にはみな愛着がある。と、まれに聞きますが
トラブルが多すぎると愛着は、過ぎ去ってしまいガソリン
をかけ燃やしてしまいたい衝動にかられます。こんな
コンバインこの世からなくなってしまえ。と思いつつ、この
1台しかない現状に気がつきコンバインを撫で回すのです。

雁風呂を詠む…俳句

雁の季語について調べていたらこんな記載がありました。
雁風呂・・・雁供養
青森県外が浜付近では、暮春のころ、海岸に落ち散らばった木片を
拾って風呂を立て、人々に入浴させる風習がある。これは、秋にわたって
くる雁が、海上で羽を休める為にくわえてきて、ここに来て捨てておき、翌春
、北方へ帰るときに再びその木片をくわえて帰るのだが、人に捕らわれまた
冬の間に死ぬ雁が多い為に木片がたくさん残るので里人が哀れんで、雁を
供養する心で、風呂を立てるのだという。もちろん伝説に基づいたもの。
雁風呂や海荒るる日は焚かぬなり  高浜虚子
雁風呂の燃えぬ木を拭く波だかな  高田蝶衣
雁風呂や岬を隠す細き雨      戸木啓人
砂山にほかと月あり雁供養      永田青嵐
K地さん、まだ青森には、雁風呂の風習がのこっているのですかね?

稲刈りへの支障

まだ稲刈りに入っていません。コンバイン輸送
用の10万円のトラクターの電装系がいかれてしまい
ライトがつかなくなりました。
機械系は目に見えるところなので何とかなるのですが
電気は目に見えず大変苦労します。もともと文系の学校
を出た私は、機械も大の苦手で、何とか今までやってきたのですが
テスターを使える程度の知識では、電気は手におえず、友人に
手伝ってもらい深夜までかかり明日も残りをしなければなりません。
すべて、配線を目で追いショートしているか確認します。
その友人の作業を見ていると機械の医者に見えてきます。
私は彼をドクターと崇め新米1体の契約で電装系の授業
を明日も受けるのです。
雪が降るまでまだ時間があります。それまで稲刈りが終わればいいと
あせりつつ自己暗示の呪文を唱えます。

機械の買い替えって?

今は、すっかり整備士になっております。
1年間ほおって置いた乾燥機やら籾摺り機やらの
試運転をはじめています。ねずみにベルトをかじられたり
配線にひびが入っていたり20年ものの農機具たちは
何とか動こうと必死です。
私も懸命に配線交換やら油をひいたりしているのですが
古すぎて部品の在庫がメーカーにないのです。もったいない
とがんばるのですが買い替えなさいと機械屋さんはいうのです。
部品の在庫があればまだまだ使える農機具を捨て、経済優先、買い替え奨励
エコトラクターを買えば環境にもやさしい。・・・・
現実は、数百万円の農機具にコスト高、毎年の支払い、減る収入にいらぬ機能ばかりの
便利そうな大型機械。捨てる農機具まだまだ使え・・・
どちらがいいのかな?環境?経済?利便性の追求?
それとも我が家のもったいない哲学?

秋の景色の素晴らしさ

蕪栗の ススキの波を 月渡り  
先日の月は、大変きれいでした。すすきと稲穂と風
これらがきれいに交錯しすばらしい景色をつくりあげていました。
農作業で帰りが遅くなりふと目に止まった光景でしたが作業
が遅れ100文の得というところでしょうか。ススキの中を車を
止め散歩しました。人は誰もいません。太古の蕪栗に思い
を馳せすばらしい時間を過ごしました。
帰宅後、帰りが遅いと家族からブーイングのあらしです。
景色の素晴らしさを切々と語りましたが景色より夕ご飯が
我が家族は大事のようです。

機械への気配り

今日、米の保管に使うフォークリフトが故障
してしまい、夜電気をつけていじっていました。
故障の原因は、ガソリンと混合油を間違って
いれたのがエンジンの掛からない原因でしたが
もっとまめに燃料を管理していたらありえないことでした。
私はまだ自分でいじる分、お金はかかりませんが
これをメーカーに農家が頼んだら、もしくはこれを
くりかえしたら・・・・
コストとまめな気配りを比較した場合、
まめな気配りがいかにコストを減らし機械を長持ち
させるか改めて確信しました。
今後はもう少しまめになりたいものです。
家内に家族にもまめになったらといわれそうですが・・・・

秋茄子を詠む…俳句

金曜の夕方、雁らしき数羽の群れを瀬峰、大谷地
上空で見ました。伊豆沼方面へ飛んでいきましたが
遠方だったため、確信が持てずにおります。
不明確な情報で申し訳ありませんが一応報告いたします。
田守村の秋茄子もおいしそうに実りました。そこで、
秋茄子の句を集めてみました。
秋茄子小さきもののなつかしさ  正岡子規
秋茄子の日に籠にあふれみつるかな  高浜虚子
秋茄子花も紫濃くなりぬ   加賀谷凡秋
秋茄子の紫おもし親遠し  石橋秀野
日にほてりたる秋茄子もぎにけり  川上梨屋
秋茄子の畝間に雨の溜まりそぬ  清崎 敏郎
秋茄子を嫁に食わせと母が言う  私の俳句 (秋茄子は、妊娠の母体にいいのよ。だそうです。)

稲刈り前に思う

もうすぐ稲刈りのころとなります。我が家も最後のくさかり
があと少しで終わりコンバインが作業小屋に鎮座し簡単
な整備と共に稲刈りが始まります。
農家としてこの半年の集大成というべき収穫量や味が気に
なるところです。
慣行農家時代には、全く気にならなかったことですが
当時は稲刈りがいかにスムーズに進むかと米価の動向
のみに囚われ、機械任せの流れ作業でした。
草取りの苦労や追肥の加減など苦労の裏にある物語が私を
楽しくさせ鳥と稲と人間の関係が田んぼに存在する1年でした。
仕事は楽しいのが一番。そう思えるようになった最近です。
明日も田んぼの見まわりに出かけます。
楽しい発見がありますように。

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