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2006年9月

稲刈り開始

古い機械は故障が多い・・・・
コンバイン、乾燥機、細かいのも含めると計8回ほどのトラブルが
ありました。昨日は、田んぼ2周目にしてエンジンがかからなくなってしまい
ほぼ一日稲刈りをせず終わってしまいました。早朝冷静になり対処法を考え
なんとか今日は刈ることができました。
昨年よりやや早めに稲刈りを始めたのは、いくら整備を重ねても本番
で試さなければ故障箇所が見えてこない、その為、試験的な期間を設け
しっかり確認することにしたためです。
しかし、試験とはいってもやはりトラブルは頭にくるものでストレスが溜まりほぼ
心境的には本番と変わりありませんでした。(試験期間の意味も無く心に余裕が
ありませんでした。)
ちなみに、トラブルもなくなりつつあり順調に稲刈りが進む傾向にあります。
後は、お天気次第かな・・・

夏祭り

昨日、伸萠集落の秋祭りがありました。
私も青年団の一員として準備から本番まで運営に
参加しておりました。
毎日の子ども達の踊りの夜間練習の付き合いその後
の飲み会、そこで語られる作柄の様子や農業機械の調子、
また、生育途中の反省点。様々なことが酒宴の場で盛り上がり
話し合われます。
先輩曰く、ふゆみずたんぼをする前は、田んぼの話も少なかったが始めてから
は田んぼの話がほとんどになった。
秋祭りには稲刈り前の豊作を祈って神楽などが舞われます。私達は、高付加価値
のお米を作れるようになって改めて自分のお米に自信を持ち、稲作について真剣に
向き合えるようになりました。
私も神楽の楽器を飛び入りで打ち鳴らすことができ神聖な気持ちで
神楽を神社に奉納することができました。
農村文化の復興がうたわれ久しいですが、農家自身がしっかりとしたプライドと
アイデンティティを持つことが出来れば地方文化は意識せず復興するんだと強く感じます。
ふゆみず田んぼに関わっている皆さんと伸萠集落の出会い、そしてそこから派生する
充実した農村の生活。私達は農民として多くのチャンスを与えられました。これからは
農家自身がそのチャンスを生かし個々の発展を成し遂げなければなりません。
秋祭りの余韻に浸り、様々なことを考えていた一日でした。
祈願、豊作。

稲刈り前の片付け

稲刈り準備の為、現在作業小屋のかたずけに追われています。
なかでも大量のごみに悩まされています。
祖父や父は、ごみをほとんど出さずリサイクルでまかなってきました。
それが美徳でもあり大切なことでもあります。
しかし・・・何時使うか不明で数十年も小屋の中に放置してあれば
場所もとりものの置き場所がなくなってきます。捨てるかどうかそこで
価値観の変換をもとめられるわけです。
世代交代ということもあり、私の使いやすいように、また、祖父の価値観
を損なわぬよう慎重に廃棄するものを選ばなければなりません。しかし
1つのものに何度も話し合いを繰り返すようでは時間ばかり過ぎ、仕事が
前に進みません。
祖父のいない間に大量にトラックに積みあとで口頭で簡単に捨てるものの
確認をします。すると祖父も諦めがつくらしくすんなり承知してくれます。
祖父の気持ちが私にはいたいほどわかります。しかし、捨てずに蓄えていく
一方では、デットストックとなりマイナス効果のほうが大きくなってしまうのです。
適度に廃棄と蓄えを循環させ本当に利用できるところのみストックしなければ
効率のよい農業経営には結びつきません。
私もあまりものを捨てられないたちなので価値観の変換作業が実はたいへんでした。
今後も悩み物がたくさんあるようです。がんばらなければなりません。

父が亡くなって思う事

どうも最近、昔と違い様々な用事が増えて農作業が予定通り進まない。
思い起こせば父が亡くなってから冠婚葬祭や集落の集まりなど家の
代表としていかなければならないことが増えただけのことなのですが・・・
父が健在だった頃は、私も少しは余裕があったように思うしそれ以上に
一人前だと当たり前に思っていたものです。しかし、今思えばまだまだ
半人前で、集落の集まりでしっかり認められるようになってやっと最近
なんとか父に近づくことが出来たのかなと思えるようになりました。
農作業をこなしながらいろんな用事をこなしていく誰でも当たり前に
していることなのですがその難しさに直面し、それを乗り越えたとき
また一歩大人に近づく、そんな気がするのです。
私はどうも農作業が遅れぎみでまだまだ半人前を自覚しています。
いろんな意味ではやく成長したいものです。

おじいさんの弟の葬儀にて

先日、祖父の弟さんが亡くなり今日、線香を付けに祖父と
いってきました。祖父は、悲しさの中にも周囲の親族の長生きしてね
の声かけに嬉しそうにこたえていました。
叔父さん最近なにしているの?と、かなり多くの人に質問されていましたが
田守村2号棟建築の話と落成式で皆がきてくれて嬉しかったこと、など
同じことを聞かれるたびに丁寧にはなしていました。
帰りの車の中では次の仕事を何すればいいのか?と私に質問も
してきました。
祖父は、90才を超え、たよりにされる喜びをかみしめながら静かに人生を
歩んでいます。その喜びは来てくださる皆さんの笑顔や落成式に祖父に
送られたありがとうの感謝の言葉に毎日の仕事の生きがいを感じているようです。
田守村と祖父の関係は今後の高齢化社会の良い参考となるのではないでしょうか?
今後も老人パワーを発揮してがんばって欲しいものです。
ちなみに夏の作業のリサイクルビニールハウスが完成し現在、崖の土止め作業に汗をながしている
ようです。

田守村旅日記

先日、秋田方面へバイクで小さな旅をしてきました。
目的は、農家民宿とまたぎの里、阿仁へいくことです。
下道でまずは田沢湖へ向かいました。目的は廃校に
なった潟分校です。現在は修復し集落で運営しています。
そこで管理している方と運営の難しさや今後の方向性など
夕方までお話を聞くことができました。
その後、西木村の農家民宿、星雪館に宿泊しました。
そこでは、豪雪地帯のため冬のハウス栽培が難しいことや
山地の決められた少ない面積での営農に苦労していることなど
我が家の有り余る減反田がある意味羨ましいことなどいままで
考えた事の無い山地農業の厳しさを知る一方、恵まれている
我が家の営農環境に改めて考えさせられました。遊休地をしっかり
利用すべきです。(しかし労働力不足が我が家の問題です。)
翌日は、阿仁で資料館、熊牧場を見学し、熊肉、本、サルノコシカケ
などかなりマニアックで高価な買い物をして山道から八幡平経由で
帰宅しました。途中、山道で熊の糞がたくさん転がっており、よく観察
すると木の実がいっぱいはいっており香りは熊牧場の香りそのものでした。
冬に備えての食事なのでしょう。
今回の旅のテーマは人との出会いでした。目的はほぼ果たしたように
思えます。同じ農家としての悩みや苦労を聞くことにより何かしなければならない
という共通の目的が見えてきたように思えます。今度はあちらの方が田守村に
遊びにきます。そのときには囲炉裏を囲み田守村の感想などを聞きたい
ものです。短い旅でしたが私なりに小さい希望が見えました。
今後の田守村運営のヒントにしたいと考えます。

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