苗代と自然
作りたての苗代に多くの鳥たちの足跡がついています。
昔は全く気にしていませんでしたが足跡の大きさからその多くはコガモ
のようです。一部サギ類が混じっていますがサギに付いては私には細かな判別がつきません
最近思うに水とは、かなり生き物にとって重要なものなのだと田んぼにいると実感させられます。
苗代で仕事をしていると周辺田んぼはしっかり乾いているので多くのカエルの卵塊が苗代に集中的に浮いています。
その産み主のカエルの多くがサギに食べられ、少し時間をおき夜間になんるとコガモが餌を求め苗代にやってきます。
こうした人工的に作られた苗代の1日のサイクルの中でしっかり生態系が保たれているのです。
彼らは巧みに人間を利用し、生き延びてきました。田んぼでふと労働の合間にそうした繋がりを
整理して考えてみると苗代技術が発明されてからの長い時間と、これからもっと増えるであろうビニールハウスの
育苗はこれからの生物にとってどれだけ適応できる時間と猶予を与えてくれるのだろうかと思うのです。
技術力の速度はもはや生物にとって対応できないところまできているのではないかと苗箱運びをしながら
考えます。(そんなこと考える余裕はないのですが・・・)
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