蕪栗沼の伐採木搬出作業

今日は蕪栗沼の伐採木搬出作業をしてきました。
昨年は、手探りのところもあり、夕方5時頃までかかり
作業を終えましたが今年はややシステマチックになりスムーズな作業
となりました。
作業をしながらたまに空を見上げ鳥を探してしまいます。
昔はそうでもなかったのですが・・・
沼内の作業だったので警戒されたらしくあまり見ることはできませんでした。
(チュウヒがいたかな)
今回の作業は、蕪栗沼内にある柳の木を陸地化を防ぐ為に伐採、運搬する
作業でした。やはり人が管理していかなければ維持できない自然もあるんですね。
昔は萱を刈って屋根をふいていたので上手く循環していたのですが今は、消防法で
燃えやすい萱は使えず沼内に放置され折り重なって柳と一緒に生えるがままになっています。
昔のことが全て良いとはいいませんが萱を上手く使い循環システムを構築した昔人に
脱帽です。

フライングギース無事終了

フライングギースに参加の皆様ありがとうございました。
先日、蕪栗沼からの飛び立ちが日本海側の大雪の影響で
十万羽を越えました。今日のデータは大変貴重なものとおもわれます。
私の担当地区は涌谷の一部、米山、石巻方面でしたが数は通常の
調査の約10倍の数でした。(雁類、5000羽)そのうち8割が転作地(麦)
で採餌しており麦の食害の多さにおどろかされております。
専門の方に尋ねたところ伊豆沼周辺には麦が少ない為、蕪栗沼周辺や
田尻、米山など麦の転作が集中しているところへ行くのではないかということです。
夕方、ねぐらいりを観察していましたが確かに東部からの飛来が半数を超え麦の作付けが
多い地区からの飛来が目立ちました。
調査を通じ被害の大きさを実感しております。

苗代と自然

作りたての苗代に多くの鳥たちの足跡がついています。
昔は全く気にしていませんでしたが足跡の大きさからその多くはコガモ
のようです。一部サギ類が混じっていますがサギに付いては私には細かな判別がつきません
最近思うに水とは、かなり生き物にとって重要なものなのだと田んぼにいると実感させられます。
苗代で仕事をしていると周辺田んぼはしっかり乾いているので多くのカエルの卵塊が苗代に集中的に浮いています。
その産み主のカエルの多くがサギに食べられ、少し時間をおき夜間になんるとコガモが餌を求め苗代にやってきます。
こうした人工的に作られた苗代の1日のサイクルの中でしっかり生態系が保たれているのです。
彼らは巧みに人間を利用し、生き延びてきました。田んぼでふと労働の合間にそうした繋がりを
整理して考えてみると苗代技術が発明されてからの長い時間と、これからもっと増えるであろうビニールハウスの
育苗はこれからの生物にとってどれだけ適応できる時間と猶予を与えてくれるのだろうかと思うのです。
技術力の速度はもはや生物にとって対応できないところまできているのではないかと苗箱運びをしながら
考えます。(そんなこと考える余裕はないのですが・・・)
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雁見学者のマナー

祖父の様態
私が風邪をひいてしまい病院へ見舞いにいけなくなった
ので変わりに家内からの報告を聞くと今まで横向きにしかなれなかった
ベットでの姿勢が仰向けに自力でなれるようになったようです。
雁見学者のマナーについて
11月の初旬、アオハクガンが我が家の周辺に舞い降りました。
めずらしさもあってか県外ナンバーの車をたくさん見かけました・・・・・
しかし、そのマナーの悪さに驚きますね。
狭い県道なのですが、車の駐車で半分塞いでしまい交互通行
になっているのです。正直、かなり憤りを感じました。しかもそれに
加え、前後に車を止めた間にテーブルとイスをもちだし優雅にランチ
をしているではないですか?
こちらは、農作業で忙しくスムーズに通行したいのですが車の陰に
気を使い事故の無いように通行するのがせいいっぱいでした。
彼らは、珍しい雁をみて、保護したいと願っているのでしょうか?
そう思っているならば、甚だしいとんちんかんな行動です。
地元の人にそういった保護認識を強くもたせるならば最低限
怒りをかうような行動は慎むべきです。私も熱心な活動をなさっている
方々に影響され雁の観察をするようになりましたが、それは
真剣に農業との共存を考えていることが伝わったからです。
自分の観察欲のみ優先され、観察する行動により自然愛護者
または、ナチュラリストと思っている人々が最近、急激に増えつつあります。
それは、蕪栗沼で真剣に雁と農を結びつける活動をしている
私達にとっては周辺住民の理解があってこその共生ですから
それを阻害する何物でもありません。
蕪栗沼周辺は観光地ではございません。農地であり生産の場です。
農家にちょっとした挨拶を、駐車には一言声を掛けて駐車して下さい。
今後、確実に増えるであろう自己欲求型ナチュラリストには、
私からも優しく喚起を促すべく声を掛けたいと思っております。

 マナーには気をつけてくださいね

夜間調査 その7

今日の夜間調査
21時に調査しました。結氷も緩み冬水田んぼもやっと
本来の姿になりつつあります。しかし、ここ数日の温かさから
雁の行動パターンも大きく変化したらしく日中の調査及び
夜間においても雁、白鳥、鴨さえも見ることができませんでした。
私もここ10日くらい不規則な生活になりつつあり日常生活と健康面双方に気をつけ
なければならないと思っています。
生物調査と聞くとアカデミックで華々しいイメージがありましたがいざやってみての
感想は、地道で疲れが堆積し小さいデータの積み重ねだとつくづく思います。
パワーポインターでカッコよく発表している裏には、私達農家と同じで小さいものを
拾い上げて積み重ね努力する大変な作業があって生態が明らかになっていくんですね。
生物調査の大変さを身を持って体験した冬でした。この仕事にたずさわるみなさん、
これからもがんばってください。

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